2010年5月6日木曜日

ギリシャ問題の波及がこういった形で市場を覆ってくるとは、正直(少なくとも私自身は)考えていませんでした。
ギリシャよりもスペインやアイルランドといったところの方が例の不動産バブルの後遺症が大きく、これらにかかわった金融機関の動向が気がかりだったことが2年前でした。その後の政府、中央銀行の尽力で一旦火の手は収まったかに見えたのでしたが・・・昨年の暮れごろから今度はギリシャが俎上に上ってきました。

この問題は、EUなりIMFが乗り出すことで収束に向かうと私も考えていました。多分、多くの市場関係者も同じだったかもしれません。リーマンショックからだいぶ時を経て、今度の国家の財政収支の問題は、リーマンショック以降の根底を揺るがす問題に発展する空気が漂ってきたようです。
つまり、財政出動による景気刺激策、税金を使っての金融機関への資金注入等々が行き詰まる可能性が出来たことを暗示するからです。
時間の経過が自律回復を促し、徐々に資金を回収する事を考えていた当局を不安に陥れるに十分な衝撃を関係各国に与えたといえます。しかも次なるターゲットも徐々に俎上に上がってきています。

この状況は、日本の機関投資家にとっても同じではないでしょうか。
3月に思い切ったヘッジ外氏を行ったところも、4月に入ってから外したうちの1/4しかヘッジをかけていない現実にどう対処するのか。
世界各地の株式が調整を余儀なくされているのも全体のリスク管理を難しくさせます。

しかも日本は連休でもあり、この事態の急変に対処するにはあまりにも虚を突かれた印象です。
今後の欧州市場の動きにも目が離せませんが、隣の中国の動きも不気味です。不動産バブルをどうやって収束させていくのか、気になります。

休みの間に市場はドル買いで攻めたようです。円売りも活発化し、94.99を2度に渡ってつけたようですが、95.00をつけるに至りませんでした。ドル/円は狭いレンジですが、こうなってくるとやはり円高リスクを意識せざるを得ません。

明日の雇用統計と週末の米国株式市場の引けがどうなるか、じっと見守りたいと思います。
ポジションは、ドル/円のショート継続です。

相変わらずのポジション・トークでした。

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】



人気ブログランキングへ

※本レポートにて豊商事株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊商事株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊商事は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊商事株式会社