2009年8月13日木曜日

昨夜のFOMC声明文の中で使われた「レべリング・アウト」を巡って、市場では意見が交錯しているようです。

日本語訳によれば、「横ばい」となっており、「踊り場」との表現もあります。
片方では、米国経済が回復に向かうとの解釈に傾いておりますが、もう片方では依然として経済は低調であるとの見解のようです。
どちらに立つかで今後の戦略にも影響が出てくるといえます。

私はこう考えます。
米国に先んじた英国の場合は、ご存知のように資産買取額を増額しました。今回の米国は、増額をしませんでしたが、依然として検討していくと述べております。しかし、現状の経済を考えると米国が英国に一歩先んじているともいえます。先走っている人たちは、米国が出口戦略に踏み出したとも言っているようです。
しかし、先行きを考えると低調な実体経済が継続するという考えを払拭できません。この意味では、レべリング・アウトは正しい表現と思われます。
このような状況から、ドルが対欧州通貨で堅調になっていくのではないかと思います。この場合、対円でどうなるのか・・これまでのように「ドル高円高」局面もありますので。クロス円が下がることもあるのでしょうか。

昨日の上海株が大きく調整されましたが、これも中国当局の指導(?)によって銀行貸し出しが抑制されたことが大きな要因でした。これも出口戦略の一つともいえます。
世界中で金融緩和・量的緩和政策が取られた結果、金余りが生じ、株価が実体経済を上回る水準になったことは事実としてあります。従って、出口政策によっては株価が大きく調整される可能性もでてきますので、当局は神経質にならざるを得ません。もちろん、中国のようにバブルを警戒することで、ガス抜きを行う方法も出てきます。

綱渡りが続く。まさに現状は綱渡りです。一歩間違えれば簡単に壊れてしまう状況は依然として続いています。
当局の不用意な発言や、出口政策のタイミングによっては、大変な事態を招きます。
今が夏休みということもあるのかもしれませんが、大きな資金の動きが見れません。見えるのは仕手筋(投機筋?)の動きだけです。

とりあえずは、これまで通り「ヒット・アンド・ラン」で軽くやりましょう。
もう少しアイデアが出てきたら、またこのブログに書きます。

以上

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】



人気ブログランキングへ

※本レポートにて豊商事株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊商事株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊商事は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊商事株式会社