2009年2月23日月曜日

市場参加者との会話の中で、欧州共同体(EU)が債券発行(EU債?)を考えていることが話題になっていると聞きました。
ご存知のように欧州各国では格付けの格差が拡大する傾向にあり、一部では「ソブリン・リスク」として認識されています。アイルランド、イタリア、スペイン、ギリシャなどは国債の発行と消化が難しくなっているようです。ドイツ債などは問題ないでしょうが、これらの加盟国間の格差から資金調達に困難が出てきたことが冒頭の話題に繋がったものと考えます。

市場は米国債からEU債への資金移動を論じているようですが、実際に移動するのは財政困難な加盟国からが主なものとなるでしょう。つまり共同体が国々の肩代わりをすることが背景なので、全体の資金量は変わらないからです。
しかも新規の投資は縮小傾向にあり、このためのユーロ買いも限られたものと思います。
それでは米国債からの移し変えはどうでしょうか。
これも現状、開示に務めている米国と開示の遅れている欧州を考えると、それほどの資金移動も難しいのではないかと思ってます。

むしろ、共同体が肩代わりするような状況に陥っていることが問題で、さらに東欧の問題の進展によってはさらなる増刷により需給が混乱することもありえます。(つまり利回りが上昇しコスト増になる)

私がユーロのショートを継続していることも勘案して読んでください。つまり、ポジション・トークですが。

これからも紆余曲折が予想されますが、いまのところドル/円の94円以上、ユーロ/円の120円以上は日本勢の売りたい水準によって押さえられている印象です。豪ドル/円の60円以上も入るかもしれませんが。
さて、今週はどうなりますでしょうか。じっくり観て行きましょう。

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