2008年12月5日金曜日

昨日はディーラーの集まりに参加してきました。
以下に順不同で要約したものを記します。


先週、NYに行ってきた。ウオールストリートは暗い。
米国金融システムの崩壊は、21世紀金融恐慌。これからリストラでもっと失業者が増える。20世紀(30年代)の金融恐慌と違うのは国家間の戦争が無い点。状況は同じようなものだ。
ゴールドマンやモルスタもどうなるか分らない。

ルービンの評判が悪い。取締役会の議長で、経営とは関係ないが、責任論で責められている。ボルカーやサマーズ、ガイトナーはもともと官僚出身ということもあり今回の入閣になった印象。

日本は直撃を受けてないが、世界不況の波を被る。米国の10~12月期は、マイナス5%になるのでは。

NYの商店は、軒並み50~60%の安売りは当たり前になっていた。
金融バブル崩壊が消費バブルの崩壊につながってきた。米国の構造変化になるだろう。
ビッグ・スリーは一度破綻させないと、ディーラー(販売店)との契約が残り政府の資金が入れられない。

ファンドの解約は、12月までのものはほとんど終わっている。怖いのは来年の3月の解約だ。これは大きいので、状況によっては混乱することになる。
輸出企業は売り遅れている。買い手はM&Aくらいか。

円のファイナンス(調達)が先月から急にタイトになってきた(難しく)。この状況では円キャリー取引は困難。ドルのファイナンスに比べると円は非常にタイト。
円キャリーはピーク時、100兆円近くあったようだ。大方の海外勢はきれいにしたが、ローンなどにからんでまだ半分(50兆円?)はあるのではないか。借入先が破綻でもすれば、強制的に円を買わなくてはならない。優良な担保を持っていれば調達も出来るが、そうでないところは難しい。円キャリーなどの投機はほとんど円を調達できなくなってきている。

郵貯銀行が市場に資金を出さなくなったのも一因か。

当局の介入だが、財務大臣は為替の水準よりも株価動向に注目しているようだ。株価の動きによっては最後のカードを切る可能性もある。スムージング・オペレーションならば止められないが果たしてどの程度の覚悟があるか。
円以外の通貨でドルが買われている状況では、ドル/円の買い介入は難しいのではないか。

日本の事業法人は酷い状況になっている。輸出・入にかかわらず悪い。日本の実体経済は急速に悪化している。

以上ですが、相変わらず出席者の見方は悲観的になっていました。

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