2008年5月27日火曜日

JGB(日本国債)10年が売られました(利回り上昇)。
一時、1.77%まで(昨日は1.74%で引け)ありましたが前場の引けに欠けて反発し(買われて)1.745%で終わりました。
この流れに沿って日経平均は買われました。高値13876で引けは13802、前日比+112円でした。

市場は長期金利の上昇を株高と見ているようです。デフレから脱却し金利が上昇することは、すなわち株高との論法でしょうか。
この流れで2%までいくとするとどうでしょうか?
金融機関や機関投資家(生損保、年金など)はポートフォリオの中でJGBをたくさん持っています。利回りが上がる(価格が下がる)ことは、手持ちの債券に損失が生じることになります。
時価会計ということもあり四半期ごとに決算書を出す場合はマイナスとして計上します。その金額が大きい場合、株や外国ものを売って穴埋めする必要もありえます。手持ち資金を確保するためにも(解約などに備えて)このようなリバランスは普通に行われると考えてください。
従って、今回のような長期金利の上昇は大手投資家のポジション調整をともなうリスクが存在すると考えます。これはJGB売り、日経平均買いという流れに逆らうものではないでしょうか。(少なくとも私はそう考えています。)10年の利回りが2%に接近する場面ではこのような議論が台頭することが予想されます。

もっと単純に考えれば、株の配当と金利水準とは整合性が求められるということです。
1株あたりの利益ですとか、株の場合は株価を計る尺度が多く存在しているのです。
長期金利との場合も同じと考えています。

これから日本の消費者物価は上昇するとみる向きが多くなってきています。今回の長期債の動きがこのような背景からなのでしょうか、どうでしょうか。

金利の動きや株の動きが為替に影響を与えることも事実です。
もう少し事態の推移を見守りましょう。

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