2008年3月28日金曜日

昨日開かれた、現役ディーラー達との会合で話されたトピックスあれこれを以下に記します。

野村総研のM氏の話として、21世紀は価格革命の時代。16世紀にも同じような価格革命が起きた。当時は地中海地方を中心にした中産階級の勃興が背景だったが、21世紀はBRICsなどの新興国の中産階級の台頭が背景になる。結果として、食料・エネルギー価格の上昇があり、逆にハイテク製品価格は下落する。

現状の世界経済はまさに価格革命が進行している。このような状況では円安よりも円高がキーになるのでは。

輸出企業(特に自動車)は北米の売り上げが予想より落ち込んでいる。その結果、為替予約がオーバーヘッジになっている。(余剰分は来期に回す?)4~6月期の予約は50%程度か。
来期の社内レートは、来週にも決まるだろう。

輸入は目一杯予約をしている状況。輸出は出遅れ感が強い。

パワーリバースというオプションを使った手法での運用が大変なことになっている。これはドル/円が120辺りの時に100円を付けなければオプションのプレミアムを受け取れ、その分を利回りに乗せるといったもの。100円を割り込んだことから、利回りがゼロになったりしている。

輸入企業も同じような手法で、この先10年間で80円のドル/円レートを手に入れるもの。これも100円を付けなければプレミアムをを受け取れますが、付けると一気に200円とかのコストのドルを持つことになるそうです。この手の取引をやったのは、大手の輸入企業でなく中堅どころとのことです。期末を前に為替差損で大きな金額を計上するところがありそう。

中東のユーロ買いが、ユーロ/ドル1.55以下で出たようだ。
ドル/円は短期間(1週間)でストライク100.00というドル・プットを大量に買った(ヘッジファンド)。101.20にまとまったストップがあったが、101.04で折り返してしまった。100円以上での売り手は出遅れ組の輸出企業。
ユーロもプットを買っているので、こちらはユーロの下落をみているようだ。

機関投資家はサブプライム問題が落ち着くまでは出てこないのでは。
外貨預金は相当できている。

金融システムが安定しても、米国の実体経済は弱い。今後、悪い指標が続くのではないか。

円の需要が強い。円調達にプレミアムを払っている。これは、長期の円キャリーを清算する動きと見ている。

ドル/円は、90円台に居るうちはいいが、80円台に入ると一気に売らなければならないところが出てくる。これはオプション関連のガンマ・ショートになるため。
85円が大きなポイントで、トリッガー(引き金)が次々にヒットする。
90円台を守れるかどうかは大きなポイント。

以上です。

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