2007年10月29日月曜日

金曜日の欧米市場は、ユンケル・ユーロ圏財務相会合議長の発言から、クロス円が買われました。27日の日経夕刊に発言内容が掲載されていますので、以下に要約します。

「欧州は対円での相場動向に懸念を持っている」
G7で円安是正を求めたが「為替相場で(日米欧が)合意できなかった」
ロイター通信によると、ユンケル議長は「ユーロ圏はG7会合で共同声明に円安懸念を盛り込むよう求めた」と発言した。また同議長は「弱いユーロより強いユーロを好む」とも発言した。

以上のような内容から、先ずユーロが買われて1.4395まで付けて、ほぼ高値引けでNY市場は終了しました。今朝、オセアニア市場ですでに1.44台に入っています。
ドル・円はほとんど動意を見せませんでしたが、ドル以外の通貨に対して(クロス円)弱くなりました。これは、今週行われる米国金融政策会議(FOMC、11月1日)での0.25%金利下げを織り込む形で、クロス円が上昇したことも背景にありました。

もう一度、ユンケル発言に戻りましょう。
この発言から読み取れることは、「G7では円安懸念についての議論が行われた」ことで、公式にG7で議題になったという事実です。もちろん、日米が声明文に載せることに反対したと思われますので、現在のような動きにつながったのでしょう。しかし「次回のG7」では、声明文に載る可能性もある、ということになります。このあたりが市場にとって悩ましいところでしょうか。
ユーロ・ドルが1.44台に入ってきましたが、この動きに対しても今日の欧州でなんらかの発言があるかもしれません。依然として神経質な相場が続くとみています。
ポジションは、変わらず、ユーロ・円ショート(元々のコストに近いところに来ました)NZ・円ショート継続しています。

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